［音楽はなぜ人を幸せにするのか・みつとみ俊郎］

 

 

 

 

 

 

 

こんな言葉が載っていた。

 

 

 

その通りだ、と

 

ページをめくる手を止め、

しばらく立ち止まってしまいました。

 

 

 

 

憧れのあの人のように

 

自由に美しく

聴く人を感動させるような演奏ができたら…

 

 

それが音楽を始めるきっかけ

という方が殆どではないでしょうか。

 

 

 

 

ですが、いざスタートしてみると

譜面を読む、弾くので精一杯

 

歌の方は、うまく声をだすことすら

なかなか出来ない。

 

 

 

 

習い始めた頃の憧れ、希望が

 

一瞬で壁にぶち当たり、

砕け散る瞬間です。

 

 

 

 

全ての音楽家の卵(もちろん趣味の方も)に

平等に待ち受ける第一関門。

 

 

 

 

ここをいかに乗り越えるか。

 

 

それが、

夢となり、人生の趣味となるかの

分かれ道。

 

 

 

憧れとは、程遠い道のり。

 

 

 

「できない、わからない。」

 

それができるようになるまで

 

それを、楽しむことこそが

 

 

 

 

音楽だと思うのです。

 

 

 

 

冒頭でご紹介した

ユーディ・メニューインの言葉。

 

 

 

つのる思いや、夢や、

私たちの魂がもつ知恵

 

 

 

これらが、あなただけの

素晴らしい演奏を作るのだと思うのです。

 

 

 

 

音楽は、急に分かったり、

突然上手になったりしません。

 

 

とにかく

 

思いを込めて

目の前にある道を歩くこと。

 

 

 

 

これに尽きます。

 

 

 

 

 

だからワタシも、

まだまだ歩き続けています。

 

 

 

 

 

 

月２回の楽しみ。

師匠のレッスン。

 

 

今日も、出来なさ過ぎる自分に

落胆しながら、

 

 

新しい知識との出会いに

心躍らせています。

 

 

 

 

これからも、音楽と一緒に歩こう。

 

 

 

死ぬまで、一緒に歩こう。

 

 

 

壁を乗り越えるたびに

嬉しい何かに出会える。気付くことができる。

 

 

ずっとずっと、積み重ねていこう。